奈良岳志会の山行記録

奈良県の山岳会、奈良岳志会の山行記録です。

バリゴヤ谷

参加者:K林た、S澤、K林み、O西、M下

日程:2017年8月6日

 

9時、モジキの出合いから左岸の道を少し歩き、堰堤から入渓する。

小さな滝、ナメ滝をいくつか越える。巻き道にはフィックスロープもかかっている。

途中、適当な大岩の所でK林さんに指導してもらって懸垂下降の練習をさせてもらう。

バリゴヤ谷に入ってから水の流れが無くなり、しばらく涸れ沢の急登となる。

目の前を塞ぐ大きなチョックストーンが出てくる。

チョックストーンを越えてそのまま上がればバリゴヤの頭手前のコルにたどり着くが、

今日はそこまで行かず、西へトラバースし南谷の南側の尾根に乗る予定。

泥壁のところをK林さんトップでロープを張ってもらい順番に上がる。

そこからもズルズルドロドロの草付きが続き、そのあとシャクナゲの藪こぎ。

シャクナゲを掴みながら高度を上げていくと大きな岩で進めなくなり、西向きに

トラバースするとテープ印のある尾根に乗った。

ぴったり下山に使う予定の尾根のよう。そのままスムーズに16時、下山することができた。

 

記:M下

白馬大池から清水岳

参加:K,S,T,O,M,Km,

7月28日21時30分榛原に集合、関でOさんの車と合流。東海北陸道を経て、宇奈月温泉駅に到着。駐車場内の車の中で1,5時間ほどの仮眠。宇奈月温泉駅から乗換で約4時間以上かけて南小谷駅到着、予約したタクシーにて栂池高原リフト乗り場へ。ロープウェイに乗り、11時30分ごろロープウェイ駅に到着。天気は曇りだが今にも降りそうな感じ。山歩きが始まる。しばらくすると雨が降ってきた。

久しぶりの重いザックでの歩きと睡眠不足でしんどい、でもTさんは片手に傘をさしてひょいひょい歩いている。

12時45分天狗ケ原着、雨は小雨、周りは真っ白。

14時乗鞍岳ケルン、まもなく大池か。真っ白で池のそばに来るまで、池がわからない。

14時45分白馬大池山荘前のテント場に到着。雨は小雨、しばらく休憩後、雨がやみ周りの景色が見え始めた。明日への天候回復を願いつつ、大池に行くと、なにやら泳いでいる。サンショウウオらしい、小さくてかわいい。みんなで記念撮影。

夕食メニューはシーチキントマトカレー、白米。アルコール。

朝食メニューは白米と、鳥肉混ぜご飯。ともに炊き込まず、別にしておくと、鍋の処理がしやすかった。

夜間は風が強かった。

7月30日朝4時起床、6時出発。曇り、少し空が明るい。天気はどうかな。今日は長い行程だ、清水岳周辺は花で有名なところ、楽しみだけど、体力不安あり。

 

しばらく歩くとTさんが体調不良、下山することになった。高山病?睡眠不足かな。

蓮華温泉方面に下山、11時のバスで平岩へ、JRや乗換で宇奈月につくと、夕方だった。温泉に入ったあと、このまま帰宅は夜遅くなるため、どこかでキャンプをすることになり、地元の人から墓木キャンプ場を知り、テント泊する。ここは無料開放場、芝生、水あり、しかし暑い、虫多い。以外はよいところ。

残りの食材でごちそうやらアルコールなど。

夕食メニューは高野豆腐のベーコンまき、和風はるさめ(蒲田醤油)

Mさんの熊本土産の鶏肉がおいしい。

7月31日帰路へ。

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三方崩山

参加者:O・M

日程:2017年6月24日(土)

行程:道の駅飛騨白山6:00→登山口6:25→山頂10:00~10:50

   →登山口13:25→道の駅飛騨白山13:45

23日、前夜から道の駅で車中泊

24日、道の駅から国道を渡ってすぐの林道へ入る。道が悪いと聞いていたので徒歩で

登山口へ向かったが、車でも問題なさそうだった。奥に駐車スペースも。

ブナ林の中はハルゼミの声が賑やか。延々と登りが続き地味に疲れる。

 

ブナ林を抜けるといきなり天望が開け、目指す山頂が目に飛び込んできた。

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谷から吹き上がってくる風がひんやり気持ちよい。

稜線上は痩せ尾根ありちょっとした岩場ありでおもしろい。

山頂の奥に別山、白山の姿がチラチラ見える。

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イワカガミ、ツツジタムシバが咲いていて、大峰や台高、鈴鹿とは2ヶ月くらいの

時期のずれがあるみたい。

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山頂でゆっくり休憩し下山。

下りはこんなに登ってきたっけ?と思うくらい長く感じたが、きれいなブナ林、痩せ尾根、天望。変化に富んだ面白い山だった。

記:M

 

 

 

岩のぼり訓練 六甲 保塁岩

6月18日阪急六甲駅に集合。参加:福満。芹沢、松下、小林み

駅からバスにのり、ケーブル下に到着、ケーブルに乗車。すぐの現場に到着。他

のグループが二組きて訓練をしていた。我々もすぐに開始。私ははじめての参加で見学するつもりだったのに、リードできないからとすぐに登れと。しかし登れず。芹沢、松下と続き、他みなさん登れた。こんな具合で午前中に3本、午後に2本。芹沢さんは午前で帰宅。最後は安全のためのプルージックを使った懸垂の方法を教えてもらい、終了。

六甲は交通が便利なためかなり込み合うが、すぐ隣で他の山の会の訓練を見学することもできることはよいこと。

はじめての岩訓練で緊張した。

 

奥ワサビ谷

コース>8:45万歳橋~9:30ワサビ谷出合い入渓~奥ワサビ谷源流部にて昼休憩~桧塚奥    峰~14:30マナコ谷駐車地          

参加者>K,M,T

 少し遅い沢はじめは、膝下の濡れで済む簡単な奥ワサビ谷。万歳橋から入渓すればしっかり濡れてしまうので、短いコースとなるがワサビ谷出合いからの入渓となった。

天気は上々であるが、涼しすぎるくらいで、「なるべく濡れずに行こう」ということで意見が一致。水はそれ程冷たくはないが、みんな揃って水には入らない。それもそのはず、今日のリーダーは沢でも極力水に入らないKさんである。

久し振りの沢靴、慣れないせいかよく滑る。ワサビ谷は超初級で大きな滝もなく、ほとんど直登できる小滝ばかりだが、シャワーしたくないのでつい巻いてしまう。そんなんで沢靴を履いてる意味はあるのか?と思われそうだが、水線を歩けるので、トラバースが多くなる谷沿い歩きとは目線が違い、谷の美しさがより一層感じられるのである。

 左股に2段8m滝のある二股は口ワサビ谷と奥ワサビ谷の分岐。今回は5m斜漠のある右股、奥ワサビ谷を行く。美しくて難しい箇所のないこの谷は癒しの谷。途中、植林帯の平流になるのが残念であるが、しばらく歩くと水流こそ少ないがまた美しい森になり、癒される。詰めあがると源流部の森にでるはずが、最後の二股で左股に入り、奥ワサビ谷と口ワサビ谷の間の尾根に出てしまった。ここはここで千秋峰が見渡せる気持ちの良い尾根。ちょうど団体さんが上がっていくのが見えた。花つきの良いシロヤシオに歓声があがる。靴を履き替え、本来詰めるはずだった源流部の森に向かい、そこでゆっくりランチを楽しんだ。

 あとはのんびりと桧塚奥峰に向かう。奥峰にはたくさんの人。そそくさと後にして、帰路は朝出た尾根から作業道に下りマナコ谷に合流し、テクテク帰りました。楽しい一日をありがとうございました。記)T

 

 

桧塚界隈(個人活動・ハイキング)

コース>8:00万歳橋~奥山谷出合~明神平~桧塚奥峰~桧塚~15:30マナコ谷登山

参加者>0、T

よいお天気になった平日休み。シロヤシオを求めて大好きな桧塚界隈に出かけた。今年のシロヤシオは裏年とのことであるが、咲いてるところには咲いている。谷から尾根に上がるとたくさんの花をつけたシロヤシオが目に飛び込んできた。あっちにもこっちにもシロヤシオヤマツツジも咲いており、青空によく映える。

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お久し振りの明神平を過ぎ、気持ちの良い森の中で鳥の声を聴きながらのんびりとランチを楽しんだあとは桧塚へ向かう。平日とあって、会ったのは一組だけ。静かな山を楽しめた。

 

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奥峰周辺から桧塚はシロヤシオが多く、写真を撮ったり観察したり、なかなか前に進めない。ゆっくりのんびり花を楽しむことができた一日になりました。記)T

 

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台高テント泊

 

参加者 K,K,O,T

日程・コース

5/20 9:30筏場~振子辻~父ヶ谷の高~16:20ブナの平(泊)

5/21 6:20ブナの平~山ノ神ノ頭~馬ノ鞍峰~16:20三ノ公

 

好天に恵まれた二日間、大好きな台高をプチ縦走してきました。

縦走路に乗ってしまえば多少のアップダウンはあるものの、美しい緑、深い森、鳥のさえずり、遠くまで連なる山々。やっぱり台高はいいなあ、と喜びをかみしめつつ、でもやっぱりアップダウン多いなあ、ああしんど。と思いつつ、今夜の寝床、ブナの平に到着。谷の水は豊富で、ブナの多い台地はテントに最適。夜中に鳴いていた、ちょっと物悲しいような鳥の声は、あとで調べたらトラツグミでした。

花は、ちょうど見頃のシャクナゲが本当に美しく、縦走路のいたるところで咲いていました。シロヤシオも見られましたが、今年はやはり裏年のようで、ちょっと残念。

とても楽しく充実した2日間でしたが、いくつか反省点もありました。地形図上の間違いやすい箇所に印をしてあったのにも関わらずルートミス。しっかり地形図を見ていたつもりなのに、枝尾根にはいったり、行き過ぎたり。いずれもすぐに気が付きましたが、コンパスで確認して、若干方向違っているのにテープやロープがあったため安心してしまったという間違いもありました。

そして地池越で水の補給ができなかったこと。もっと谷を下って探せば補給できたと思うのにしなかったことで、あとあと水が足りなくなり、分け合ってしのげたものの、大きな反省点となりました。助けていただいた仲間に感謝です。記)T

 

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