奈良岳志会の山行記録

奈良県の山岳会、奈良岳志会の山行記録です。

西穂高から奥穂高岳


2019年7月28日~7月31日

コース:1日目 奈良発→沢渡泊

    2日目 上高地→西穂高山荘

    3日目 西穂高山荘→奥穂高山荘

    4日目 奥穂高山荘→上高地

メンバー;K,O、KM

今回は天候が悪いこともあり、予定を一日遅らせた。

28日近鉄名張8時45分集合→沢渡、ともしびに宿泊

29日6時起床、朝ごはんを弁当にしてもらい、6時50分にタクシーで帝国ホテル前にて下車。田代橋の手前の東屋にて弁当を食べる。塩がよくきいた大きなおにぎりで食事終了。朝早くから観光客が散策を始めている。薄い霧がかかった感じで幻想的なといえば、そうだが、天気が悪い。

7時40分登山開始、西穂高登山口をくぐる。歩き出して30分くらいたつと、そらきた。

ポツリポツリ降り出した。急いで雨具をつけて歩き出す。この先天候はどうなるのかな?と考えながら歩く。すぐに雨はやむが、くもっている。

9時20分、「宝水」の表示を見つけた。水の確認、味はまあおいしいものだ。

10分ほどの休憩で歩き出す、白い花、きぬがさそうが咲いている。ぼちぼち夏の花で楽しませてくれる。「グンナイフウロフウロの一種、小屋周辺に咲く。

10時50分小屋が見えた。ここはロープウェイで到着する登山客が多い。

宿泊手続き後、ぼんやり霞沢岳方面を見て楽しむ。「オタカラコウ」の花もカメラに収めた。


f:id:naragakushikai:20190819235851j:plainグンナイフウロ

 

f:id:naragakushikai:20190819224107j:plainオタカラソウ

西穂高山荘は携帯の充電が無料。水も。部屋は8人部屋だった。夜間いびきがすごくて不眠状態。つらい、次回から耳栓必需品。

30日3時30分起床。同じ部屋の人はすでに出て行った。どうやら行先で部屋割をしていた様子。不眠状態の上、先を越されて悔しい。

4時ライトをつけての歩き出し。丸山を超え、5時30分独標に到着。このころから少し明るくなってきた。足の速い人はどんどん進んでいく。ガイド付で参加している人たちはここからザイルを出している。緊張する。しかし岩稜帯であっても安定している。昨日の雨は乾燥している。鎖があったり、やじるしがあったり、6時30分西穂高についた。前後のグループに抜かれたり、抜いたりしながら。コースは安定している。景色はまっしろ何もみえない。一応証拠写真をとる。ここまでで西穂高山荘に戻る人たちも多いようだ。7時55分間ノ岳

 

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8時40分天狗の頭、まっしろ何もみえない。

9時15分天狗のコル。春山のときに見上げていた天狗のコルなのだと思いながら。岳沢への分岐確認。何かあればここが最後のエスケープルート。

ここからときどきガスが晴れることがあった。振り返ると天狗の頭が見え隠れする。

 

f:id:naragakushikai:20190819235918j:plain天狗の頭

 

f:id:naragakushikai:20190819235904j:plainろばの耳

 

私は不眠状態のせいか、ここらでばてはじめる。足が重い、眠い。でもがんばるしかなく、KさんやOさんについていく。しんどい、こぶの登りはしんどい。やっとこぶのピーク。このへんに来ると、ときどき不安定な岩稜もあり。

11時ジャンダルムについた。うっすらその姿がみえる。

荷物をダポして行くようだ。私のみここで休憩。

ここからトラバースしながら北へ進む。ロバの耳のあたりは不安定な岩稜が連続する。声をかけながら注意する。景色はまっしろ、前の人に続いて進むうちにルート?

ここを降りるのはやや危険。どうする?Kさんがザイルをだすと、懸垂すると。

懸垂の方法忘れた。後ろのグループに先に行ってもらい、懸垂。

でも前を行く滋賀県のおじさんはザイルなしで通過した。ザイルなしで通過できるルートがあるようだ。私たちは見つかられなかった。難所を超えると「ウマノセ」と、

岩稜は安定している。ただウマノセの状態であるだけ、注意して進む。と向こうにみえる、奥穂高だ。12時55分やっと着いた。複数の人間でわちゃわちゃしている。ここまでこれると安心、カメラに収める。9時間歩きほぼ予定通り。大休憩後、小屋をまざし鉄はしごを下る。13時45分、こんなところに小屋。すごいなーと言いながら奥穂高山荘に世話になる。

 

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15時ごろ小屋の前のテラスから前穂高が見えた。

31日今日も曇り。展望がよければ、吊り尾根の予定だった。曇っているので横尾を目指す。ゆっくり朝食事をとり、6時5分出発。足が痛い。13時上高地到着。

タクシーに乗車し、ともしびへ。車に乗り帰郷。

20時30分近鉄名張到着、解散。

               文責 KM